平成15年6月

VOICE(仙台版)調査レポート

株式会社 東日本リサーチセンター

                               代表取締役 佐藤 彰男

第11回(平成15年1~3月期)

「消費者サイドから見た景況調査」

 

当社では、日頃より地域の生活者の意識・実態について各種調査を実施し、情報発信を行なっております。

一般に、「景況調査」等は、“供給者サイド”から見た経済指標が多く、“消費者サイド”から見た「景況調査」は、ほとんど見られません。

そこで、当社では、当社契約の仙台市民1,000人の消費者モニターを対象に、「消費者サイドから見た景況調査」を実施しております。この度その調査結果がまとまりましたので、お知らせいたします。

なお、本調査は、年4回(4月、7月、10月、1月)定期的に実施しており、今回は、その「第11回目」の発表となります。

 

1.仙台市民の景気判断
前回調査よりDIが8.8ポイント改善。
  • 今期3ヵ月(平成15年1~3月期)の仙台市民の景気判断は、DIが▲1と、前期(平成14年10~12月期判断DI:▲44.9)と比べ、DIが8.8ポイント改善している。
  • 前回調査(平成14年10~12月期)での平成15年1~3月期の見通し(▲3)に対し、今回調査(平成15年1~3月期)での1~3月期の判断では、▲36.1となっており、見通しより4.2ポイント上方修正されている。
  • 来期3ヵ月(平成15年4~6月期)の見通しは、DIが▲6とマイナスとなるものの、今期3ヵ月の判断(▲36.1)と比べ、8.5ポイント改善する見通しである。

 

2.今期、景気が“良くなった”または“悪くなった”と思う理由(複数回答)
“悪くなった”と思う理由の第一位は、「家計の収入減」(59.6%)。
  • 今期3ヵ月(平成15年1~3月期)で景気が“良くなった”と思う主な理由(回答者:10人)は、「家計の収入増」(4人)、「物価の動き」(2人)、「株価の動き」(2人)などである。
  • 一方、景気が“悪くなった”と思う主な理由(回答者:364人)は、「家計の収入減」が6%と6割近くに達して最も多く、次に「株価の動き」が37.4%、「マスコミの報道」が37.1%、「政府や行政の取組み」が37.1%で続いている。前回調査(平成14年10~12月期)で“悪くなった”と思う理由の第5位であった「株価の動き」(29.7%)が、今回調査では第2位で37.4%と7.7ポイント上昇しており、市民の株価の動きに対する懸念が高まっている。

3.来期、景気が“良くなる”または“悪くなる”と思う理由(複数回答)
来期、景気が悪くなると思う理由の第1位は「家計の収入減(52.9%)
  • 来期3ヵ月(平成15年4~6月期)で景気が“良くなる”と思う主な理由(回答者:10人)は、「家計の収入増」(4人)、「政府や行政の取組み」(3人)、「買物の賑わい」(2人)、「物価の動き」(2人)、「株価の動き」(2人)などである。
  • 一方、来期3ヵ月の景気が“悪くなる”と思う主な理由(回答者:280人)では、第1位が「家計の収入減」(9%)、僅差で第2位が「政府や行政の取組み」(51.1%)となっている。次に、第3位は「株価の動き」(41.8%)が続いている。「マスコミの報道」は前回調査より8.6ポイント減少し、前回の第3位から今回は第4位に下がっている。

4.お宅での“消費・支出”につい
6割以上が『消費・支出を抑えた』と回答
  • 今期3ヵ月(平成15年1~3月期)の家庭での消費・支出は、「消費・支出を抑えた」が0%、「消費・支出をやや抑えた」が42.3%で、これらを併せた『消費・支出を抑えた』が64.3%と6割以上を占めている。
  • 一方、「消費・支出をあまり抑えなかった」(20.0%)、「消費・支出を抑えなかった」 (12.8%)を併せた『消費・支出を抑えなかった』は、32.8%となっている。
  • したがって、『消費・支出を抑えた』が『消費・支出を抑えなかった』を31.5ポイント上回っていることになる。前回調査(平成14年10~12月期)でその差が24.2ポイントであったことから、今回はそのポイント差が広がったことになる。

 

5.“自由に使えるお金(お小遣い)”の増減
お小遣いのDIは▲28.4と、マイナス幅がやや減少
  • 今期3ヵ月(平成15年1~3月期)の“自由に使えるお金(お小遣い)”の増減は、「増えた」が4%、「減った」が30.8%となっており、お小遣いのDIは、▲28.4となっている。
  • また、前回調査(平成14年10~12月期:DI▲8)と比べると、お小遣いのDIは、僅かながら改善している。

 

6.1ヵ月あたりの“自由に使えるお金(お小遣い)”
自由に使えるお金の平均は、24,332円
  • 1ヵ月あたりの“自由に使えるお金(お小遣い)”は、「10,000円台」が6%で最も多く、次に「30,000円台」が17.8%、「20,000円台」が17.6%で続いている。
  • なお、1ヵ月あたりの“自由に使えるお金(お小遣い)”の平均は、24,332円となっており、前回調査(平成14年10~12月期:23,886円)に比べ、446円多くなっている。

7.お宅での“外食”の回数
外食回数のDIは▲25.9と、僅かに下降
  • 今期3ヵ月(平成15年1~3月期)の“外食”の回数は、前期3ヵ月に比べ「増えた」が1%、「減った」が33.0%となっており、外食回数のDIは、▲25.9と、前回調査(平成14年10~12月期:DI▲24.2)に比べ、僅かに下降している。

 

8.お宅で1回あたりの“外食”に使うお
1回あたりの外食費の平均は、5,867円。
  • 家庭で1回あたりの“外食”に使うお金は、「5,000~7,000円未満」が0%と最も多く、次に「3,000円~5,000円未満」が21.0%で続いている。
  • なお、1回あたりの外食費の平均は、5,867円となっており、前回調査(平成14年10~12月期:6、119円)より252円減少している。

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