平成15年3月

VOICE(仙台版)調査レポート

株式会社 東日本リサーチセンター

                               代表取締役 佐藤 彰男

第10回(平成14年10~12月期)

「消費者サイドから見た景況調査」

 

当社では、日頃より地域の生活者の意識・実態について各種調査を実施し、情報発信を行なっております。

一般に、「景況調査」等は、“供給者サイド”から見た経済指標が多く、“消費者サイド”から見た「景況調査」は、ほどんど見られません。

そこで、当社では、当社契約の仙台市民1,000人の消費者モニターを対象に、「消費者サイドから見た景況調査」を実施しております。この度その調査結果がまとまりましたので、お知らせいたします。

なお、本調査は、年4回(1月、4月、7月、10月)定期的に実施しており、今回は、その「第10回目」の発表となります。

1.仙台市民の景気判断
DIが▲44.9と調査開始(平成12年10月)以来過去最低。
  • 今期3ヵ月(平成14年10~12月期)の仙台市民の景気判断は、DIが▲9と、前期(平成14年7~9月期判断DI:▲38.1)と比べ、DIが6.8ポイント下降し、調査開始以来過去最低の値になっている。
  • 前回調査(平成14年7~9月期)での平成14年10~12月期の見通し(▲2)に対し、今回調査(平成14年10~12月期)での10~12月期の判断では、▲44.9となっており、見通しより▲15.7ポイントと大幅に下方修正されている。
  • 来期3ヵ月(平成15年1~3月期)の見通しは、DIが▲3とマイナスとなるものの、今期3ヵ月の判断(▲44.9)と比べ、4.6ポイント改善する見通しである。

2.今期、景気が“良くなった”または“悪くなった”と思う理由(複数回答)
“悪くなった”と思う理由の第一位は、「家計の収入減」(58.7%)
  • 今期3ヵ月(平成14年10~12月期)で景気が“良くなった”と思う主な理由(回答者:5人)は、「家計の収入増」(3人)、「買物の賑わい」(2人)、「物価の動き」(1人)、「政府や行政の取組み(1人)などである。
  • 一方、景気が“悪くなった”と思う主な理由(回答者:441人)は、「家計の収入減」が7%と5割を超え最も多く、次に「マスコミの報道」が42.4%、「政府や行政の取組み」が42.0%で続いている。前回調査(平成14年7~9月期)で“悪くなった”と思う理由の第2位であった「株価の動き」(46.4%)が、今回調査では29.7%と16.7ポイント減少しており、市民の株価の動きに対する懸念は縮小している。

3.来期、景気が“良くなる”または“悪くなる”と思う理由(複数回答)
来期、景気が悪くなると思う理由の第1位は「政府や行政の取組み」
  • 今期3ヵ月(平成14年10~12月期)で景気が“良くなった”と思う主な理由(回答者:5人)は、「家計の収入増」(3人)、「買物の賑わい」(2人)、「物価の動き」(1人)、「政府や行政の取組み(1人)などである。
  • 一方、景気が“悪くなった”と思う主な理由(回答者:441人)は、「家計の収入減」が7%と5割を超え最も多く、次に「マスコミの報道」が42.4%、「政府や行政の取組み」が42.0%で続いている。前回調査(平成14年7~9月期)で“悪くなった”と思う理由の第2位であった「株価の動き」(46.4%)が、今回調査では29.7%と16.7ポイント減少しており、市民の株価の動きに対する懸念は縮小している。

4.お宅での“消費・支出”について
5人に3人が『消費・支出を抑えた』と回答
  • 今期3ヵ月(平成14年10~12月期)の家庭での消費・支出は、「消費・支出を抑えた」が21.4%、「消費・支出をやや抑えた」が38.8%で、これらを併せた『消費・支出を抑えた』が60.2%と6割以上を占めている。
  • 一方、「消費・支出をあまり抑えなかった」(21.8%)、「消費・支出を抑えなかった」 (14.2%)を併せた『消費・支出を抑えなかった』は、36.0%となっている。
  • したがって、『消費・支出を抑えた』が『消費・支出を抑えなかった』を24.2ポイント上回っていることになる。前回調査(平成14年7~9月期)でその差が33.2ポイントであったことから、今回はポイント差が縮小したことになる。

5.“自由に使えるお金(お小遣い)”の増減
お小遣いのDIは▲29.8と、マイナス幅がやや減少
  • 今期3ヵ月(平成14年7~9月期)の“自由に使えるお金(お小遣い)”の増減は、「増えた」が3%、「減った」が33.1%となっており、お小遣いのDIは、▲29.8となっている。
  • また、前回調査(平成14年7~9月期:DI▲2)と比べると、お小遣いのDIは、マイナス幅がやや減少している。

6.1ヵ月あたりの“自由に使えるお金(お小遣い)”
自由に使えるお金の平均は、23,886円
  • 1ヵ月あたりの“自由に使えるお金(お小遣い)”は、「10,000円台」が4%で最も多く、次に「20,000円台」が19.7%、「30,000円台」が18.0%で続いている。
  • なお、1ヵ月あたりの“自由に使えるお金(お小遣い)”の平均は、23,886円となっており、前回調査(平成14年7~9月期:23,924円)に比べ、38円少なくなっている。

7.お宅での“外食”の回数
外食回数のDIは▲24.2と、マイナス幅がやや減少
  • 今期3ヵ月(平成14年10~12月期)の“外食”の回数は、前期3ヵ月に比べ「増えた」が9%、「減った」が33.1%となっており、外食回数のDIは、▲24.2と、前回調査(平成14年7~9月期:DI▲27.0)に比べ、ややマイナス幅が減少している。

8.お宅で1回あたりの“外食”に使うお金
1回あたりの外食費の平均は、6,119円と597円増加。
  • 家庭で1回あたりの“外食”に使うお金は、「5,000~7,000円未満」が9%と最も多く、次に「3,000円~5,000円未満」が18.9%で続いている。
  • なお、1回あたりの外食費の平均は、6,119円となっており、前回調査(平成14年7~9月期:5,522円)より増加(597円増)している。

禁無断転載