平成14年3月

 

VOICE(仙台版)調査レポート-

株式会社 東日本リサーチセンター

TEL 022(217)3021(代)

当社では、日頃より地域の生活者の意識・実態について各種調査を実施し、情報発信を行なっております。

さて、2001年9月10日、農水省が国内で狂牛病の疑いがある牛1頭が見つかったと発表しました。それ以来、国民の狂牛病を巡る不安は、現在に至るまでなかなか払拭されず、特に牛肉の消費量が減っており、畜産農家をはじめ、食品会社、飲食店、外食産業、贈答品(牛タン等)など、各業界に多大な影響が出ています。

そこで、当社では、狂牛病に対する認知状況、不安感、牛肉の消費量の変化、狂牛病についての知りたい情報など、狂牛病に関する調査を実施しました。

 

【調査実施概要】

1.調査対象

○調査対象者 (仙台市内に居住する当社契約の消費者パネルモニター1,000人)

○回収状況  (対象数1,000サンプル、回収数997サンプル、回収率99.7%)

<回収の内訳>

①地域別                  ②性別・年代別

青葉区    (197人)     20代 男 100人 女   99人(合計 199人)

宮城野区(200人)     30代 男 100人 女 100人(合計 200人)

若林区   (200人)     40代 男 100 人 女 100人(合計 200人)

太白区   (200人)     50代 男 100 人 女 100人(合計 200人)

泉区     (200人)     60代 男  98 人 女 100人(合計 198人)

(合計 997人)                                (合計 997人)

 

2.調査方法

  • 留置調査法(訪問留置、訪問回収)

3.調査実施期間

  • 平成14年1月

【調査結果の概要】

○“狂牛病”(BSE)については、「詳しく知っている(10.2%)」と「大体知っている(80.2%)」を併せた『知っている』が90.2%と9割を占めており、関心の高さを示している。

○“狂牛病”に対しては「不安を感じる(26.2%)」と「やや不安を感じる(41.7%)」を併せた『不安を感じる』が67.9%とほぼ7割が不安感を抱いている。
 性別で見ると、『不安を感じる』は、女性(72.4%)が男性(63.5%)を8.9ポイント上回っている。
 年代別では、ほぼ年代が高くなるに連れ、『不安を感じる』が多くなっており、20代で53.3%と5割台になっているのに対し、50代、60代では7割を超える。

○“牛肉の消費量”の動向は、“狂牛病”が話題になる前と比べ、「減った(40.5%)」と「やや減った(22.0%)」を併せた『消費が減った』が全体の62.5%と6割強を占めている。 
 年代別では、『消費が減った』が20代で50.2%とほぼ5割にとどまっているのに対し、40代、50代では7割前後と多い。
○国産牛肉(和牛)の代わりに、消費が増えたものは、第1位が「豚肉(69.3%)」、第2位が「鶏肉(57.1%)」、第3位が「魚介類(53.1%)」となっており、これら3品目の消費量が上位3位を占めている。
 年代別では、「豚肉」、「鶏肉」が30代で多く、年代が高くなるに連れ「魚介類」が多くなっており、20代、30代が4割台にとどまっているのに対し、60代では64.3%と6割を超える。
○“牛関連の食品・商品の利用”動向は、“狂牛病”が話題になる前と比べ、「減った(34.7%)」と「やや減った(23.2%)」を併せた『利用が減った』が全体の57.9%とほぼ6割を占めている。
 年代別では、『利用が減った』が20代で45.2%と4割台にとどまっているのに対し、40代、50代、60代では6割を超えて多い。

○“牛関連の食品・商品”で利用が減ったものは、「牛肉(87.9%)」が最も多く、次に「牛ひき肉(57.0%)」、「牛タン(54.4%)」が5割台で続いている。
 性別では、「牛の内臓部分」が男性で多く、「牛ひき肉」、「牛肉を使った惣菜」が女性で多い。
 年代別では、「牛タン」が50代で61.1%と多く、「牛の内臓部分」は、30代、40代で多い。「牛肉を使った惣菜」は60代で40.0%と、それ以外の年代に比べ多くなっている。
○“外食で牛肉を使った料理を食べる回数”は、“狂牛病”が話題になる前と比べ、「減った(36.8%)」と「やや減った(18.4%)」を併せた『回数が減った』が全体の55.2%と5割強を占めている。
 年代別では、『消費が減った』が20代で41.2%と4割台にとどまっているのに対し、50代では60.5%と6割を超えて多い。

○“狂牛病”についての情報入手先は、第1位が「テレビ(95.5%)」、第2位が「新聞(86.1%)」となっており、これらマスメディアからの情報入手が圧倒的に多い。
 年代別では、「新聞」が50代で9割と多く、「ラジオ」は年代が高くなるに連れ多くなっている。

○“狂牛病”についての知りたい情報は、第1位が「人体への感染・影響(72.9%)」、第2位が「危険性がある食品・商品(60.5%)」、第3位が「狂牛病の感染ルート・原因(56.5%)」などとなっており、これら上位3位は5割以上の人に挙げられている。
 年代別では、「危険性がある食品・商品」が40代で多く、「行政・政府の対応策」、「産地別の安全性」が60代で多い。

 

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